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美術と音楽はきょうだい。

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梅雨が明けると真夏、ちいさい頃より少し暑くなって、今はあんまり外で遊ぶ事もなくなりました。
私は夏はいつもそのままの夏の温度で、扇風機で制作する事にしています。
植物も動物も暑い夏に太陽を浴びてよく育つ。
季節はきっと敵じゃないので、私たちにとっても、この暑さが必要なんだと思います。
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アトリエでは音楽を聴いたりします。
兄の影響でか、ジャズを聴く事が多いです。
といっても、兄たちの音楽は、不思議で自由自在でおもしろおかしい音楽。
私の彫刻をつくる手も、自由自在に動かしてくれます。

美術は、その名の通り美を発見する技術。
音楽は、音を楽しむための器
でも美術だって楽しみはいるし、音楽だって技術もいる。
もしかしたらきっと昔昔の古代は、美術も音楽も似たようなもので、感動や感情を表現するひとつのかたちだったのかもしれません。それは兄弟みたいに切っても切れない縁で生まれたふたつの芸術。

総合芸術。と描くと固い言葉のようになるけど、
美術も音楽も舞踏もそのほかの芸術も、日常を生きる豊かなスパイス。
それは、どんな環境にいる人にもどんな国に住む人にも降り注ぐ、太陽の光のようなものであればいいなと思います。

古代から、何か願う時や祈るときに、神様のようなものが欲しかった。
近くに愛する動物や生き物を感じていたかった。
そんなときに美術が生まれてきたんだと思います。
喜びや哀しみ、何かを祝ったりみんなで楽しんだり共感したり、そんなときに音楽が生まれてきた。
泣きながら唄を唄ったりタイコを叩いたりしてきた。
だとしたら、鳥が鳴くのも、踊るのも、ネズミが木を彫るのも、アリのビルも、すべてが芸術。
たぶん、言葉を話すようなナチュラルな感覚で、古代から芸術がコミニケーションに使われていたんだと思います。

今の日常と芸術をつなげて行くなにかが作れたら、それが私の作りたいものなんだとおもいます。
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ライブ感、を大切にしたいと思います。
目の前で生き物を見ながら絵を描く事、彫刻をする事、そういう時間をたくさん作りたいと思います。外で絵を描いたり作ったりするのは何だか恥ずかしい、ですが、何も悪い事はしていないので、いいんだと自分に言い聞かせます。
観客は、動物たち。
特にヤギさんは私の絵をなんども気に入らないのか食べていきます。
描くか、食べられるか、真剣勝負。
この時間が好きです。
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毎日の中に、もっと絵や音楽や彫刻が満ちあふれていくといいなとおもいます。
それを伝えるためには自分がその生活に浸る事だと思ったので、この夏はたくさんの彫刻を作ってたくさんの絵を描いて、たくさんの音楽を聴こう、と、思います。

この前、お兄ちゃんに会った時、お互いこんな日々暮らす事が大変な仕事で、不安にならないか、と聞きました。するとお兄ちゃんはこう答えました。
「この生活は、低空飛行だけど安定している。だから大丈夫だ。腕さえあれば、需要がある。
 仕事が少ないときには、自分を磨いておく事だ。」
かろうじて、芸術の世界で、生きている。
ぎりぎりでも、平行に飛んでいる。今を維持する事を、真剣に努力すれば、死ぬまで飛び続けられるのかな。
また、続ける勇気をもらいました。
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せっかく音楽の友だちも、美術の友達もたくさんいるんだから、一緒に何かしたい、そう思っていたこのごろ、ジャズの友だちたちからも、一緒に何かやろうよ!の声があがってきました。
古民家を貸し切って彫刻や絵を並べながら、美術の中でのジャズライブや、屋外でのライブ彫刻と音楽のイベントなど、やりたい事が盛りだくさん、はしもと兄妹の使命としても、なにか美術と音楽と日常をつなげて行けるイベントができるといいなと思っています。
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by m_kirin30 | 2010-07-25 12:42 | 日常 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ねおしほ at 2010-07-26 00:34 x
時々、こっそり日記を読みながら、共感してる。きっと私も大学時代はトンガッテテ(笑)そんな素振りは見せなかったけど、今思うと本当は共感してうらやましかったのかなぁと思う。
みおちゃんが木と友達なら私は粘土と友達!粘土が粘土でなく『何か』に変わるワクワクがたまらない!今も粘土を続けていられることに感謝して…明後日から久しぶりにモデルさんの首を生徒達と作るよ。

いつか作品と一緒にみおちゃんと会えるといいなぁ!
Commented by m_kirin30 at 2010-07-26 22:09
ねおしほ様:大学はほんとに楽しくていい学校だったね〜!造形大の思い出は全部今につながっています。
粘土と毎日一緒にいる環境はいいな〜!
私も将来は粘土部屋とちいさなのぼり釜を作ってお家のお皿を焼きたいなと思っています。
あらゆる材料と友達になれるのが彫刻科の一番のメリットだ!
岐阜はすずしいのかな〜!
また再会を楽しみにしてま〜す!6年ぶりくらいの!?
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