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土地

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仕事が、生き甲斐になってきたのはいつのころからなのか、
ちいさいころは、遊びや勉強やスポーツや部活、それぞれの時に、それぞれの生き甲斐があって、
いつの頃からか、今は彫刻の仕事が一番の生きる意味になっています。
また、年をとるにつれて、自分も変わっていくのでしょう、

だけどひとつ思うのは、いつの時でも、
自分の過去に経験したことだけで生きてはいけないということ。
いつの時も、過去の経験だけたよりにしていると、同じ問題にらせんのようにぶつかります。
ぐるぐる、同じ階をまわっているだけで、ちっとも前にすすめません。
隣を見て、あせって、また同じような失敗をくりかえしたり。

なのでどんな時でも、あたらしい経験をつくるようにしています。
過去のくりかえしでなく、なにかひとつでもあたらしいことを試してみる。あたらしい自分にできることをみつけてみる、
あたらしい経験が、また過去に積み上がって、より高いところから世界を見渡せるようになる。

あたらしい色、あたらしい形、あたらしい深さや、あたらしい言葉。
あたらしいものが、過去のものとまざって、今まで以上にいいものに化学変化していく。
あたらしいものとふるいものを混ぜるために、私たちは生きているんだと思います。
すこしづつ、悪くなってしまわないように、
美術の土地を、よりいいものにしていかなければ。

私は、美術の土地にたどり着いたひとつの種で、その土地を分け合いながら、自分なりに暮らしていく、そんなようないきものでありたいとおもいます。
少しでもあたらしいものを実らせて、自分のいる土地全体の力になれればいいな、とおもいます。

絵を、描かせてもらいました。
結婚して二人で暮らすお祝いの、あたらしいおうちに飾ってくれる絵です。
はなれて暮らすワンちゃん達が、気持ちのいい場所にいるという願いを込めた絵、
あたらしい暮らしの一部に、私のつくったものが入れてもらえる、そのことが、どれほど嬉しい事でしょう。
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ぼんやりと、でもはっきりと、完成を感じながらすすめます。
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なぜかうちの犬がチェックをして
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完成です。
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あたらしい暮らしの、あたらしい一部に、なれたらいいなとおもいます。

7月、8月はワークショップ月間です。
7月9日は名古屋市ミュシカさんで木彫り教室

河合塾さんでも、また今年も夏休み教室をさせていただきます。
7月23日(土曜日) 7月30日(土曜日)は子ども教室
8月7日(日曜日)  8月17日(水曜日)は大人教室

夏の木彫り体験、あたらしいことにチャレンジしてみたいかた、
よかったらあそびにきてくださいね!
by m_kirin30 | 2011-06-22 22:10 | 日常 | Trackback | Comments(8)

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世界はひとつであることはたしかだけど、自分が見ている世界と、だれかが見ている世界はすこしずつ違います。
なので、同じものを見ても感じることが違ったり、好き嫌い、合う合わない、感動したりしなかったり、当たり前の事なのでしょう。
そう思うと、世界は生き物の数だけ存在するのだと思います。

だとすると、そんなにそれぞれの世界同士が、ぴったり合わさって、「いい!」とおなじものに感動できるってすごいことです。

「おいしい!」と共感したり、「いいね!」と感動したり、「かなしい」と、一緒に涙したり、
こころとこころが、感覚と感覚がぴったりくる、こんな瞬間をたくさん作ることが、隣の人の世界と自分の世界が仲良くなる秘訣です。

誰もが見るような、大きな広い目で、世界を見て、ものをつくることがどれほど難しい事か、
誰だって自分のつくったものを客観的に見るのは難しく、
自分のつくった物を否定するのはつらく苦しいことです。

だけど、おもいきって、自分の失敗やだめなところを見つめていこう、とおもいます。
自分のナマケモノの部分に勝っていくことが、世界をおおきくしていく一足ずつなんだと思います。
外の目で、外側から自分のつくったものをしっかりと見ること、
そして、いいものしか残さない勇気をもつこと。

もっとシンプルに、世界にとって「いい」ものをつくっていきたいなと、いつもおもいます。
自分の見ている内側の世界を、外側から見ても、「いい」と感じてくれるように、


「いい絵とは、世界に向かって開いている窓のようだ!」
ジャコメッティの言葉です。

外側へ向いているものづくりを、
いつもつくったものの、その先を見ていたいと思います。
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恵比寿でこのまえ、ディエゴくんのスケッチをしました。
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透明水彩を使って
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外側から見ると、こんな感じで描いていたんだと初めて知りました。
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6月3日発売の雑誌 MOE 7月号に私の仕事を特集してくださっています。
撮影は、MOEでもおなじみの村上浩次郎さんというカメラマンの方です。
今回はそのお写真をお借りして、日記を書かせて頂きました。


取材をしていただいたことで、私は自分と自分の仕事を、外側からチラリと見えたように思います。
この感覚を忘れないようにいよう、とおもいました。

書店で全国でMOEは手に取ることができます。ぜひディエゴくんができるまで、を外側からのぞいてみてくださいね!
by m_kirin30 | 2011-06-05 00:37 | 日常 | Trackback | Comments(12)

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世界はひとつであることはたしかだけど、自分が見ている世界と、だれかが見ている世界はすこしずつ違います。
なので、同じものを見ても感じることが違ったり、好き嫌い、合う合わない、感動したりしなかったり、当たり前の事なのでしょう。
そう思うと、世界は生き物の数だけ存在するのだと思います。

だとすると、そんなにそれぞれの世界同士が、ぴったり合わさって、「いい!」とおなじものに感動できるってすごいことです。

「おいしい!」と共感したり、「いいね!」と感動したり、「かなしい」と、一緒に涙したり、
こころとこころが、感覚と感覚がぴったりくる、こんな瞬間をたくさん作ることが、隣の人の世界と自分の世界が仲良くなる秘訣です。

誰もが見るような、大きな広い目で、世界を見て、ものをつくることがどれほど難しい事か、
誰だって自分のつくったものを客観的に見るのは難しく、
自分のつくった物を否定するのはつらく苦しいことです。

だけど、おもいきって、自分の失敗やだめなところを見つめていこう、とおもいます。
自分のナマケモノの部分に勝っていくことが、世界をおおきくしていく一足ずつなんだと思います。
外の目で、外側から自分のつくったものをしっかりと見ること、
いいものしか残さない勇気、
シンプルに、「いい」ものをつくっていきたいなと、いつもおもいます。
それをひとりでも、心から「いい」と感じてくれるように、


「いい絵とは、世界に向かって開いている窓のようだ!」
ジャコメッティの言葉です。

外側へ向いているものづくりを、
いつもつくったものの、その先を見ていたいと思います。












































先日発売の雑誌 MOE 7月号の取材
撮影は、MOEでもおなじみの村上浩次郎さんというカメラマンの方です。
今回はそのお写真をお借りして、日記を書かせて頂きました。


取材をしていただいたことで、私は自分と自分の仕事を、外側からチラリと見えたように思います。
by m_kirin30 | 2011-06-05 00:32 | 日常 | Trackback | Comments(0)