<   2011年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧

「ココにいるケモノ」展2

f0076833_817089.jpg

寒い中、遠い中、ほんとうにたくさんの方が「ココにいるケモノ」展 世代工房に、足を運んでくださっていて、胸いっぱいのおもいです。
はじめて出会った方も、以前から仲良しなかたも、ほんとうにありがとうございます。

この展示会では、世代工房を運営なさっている西村先生ご一家の献身的なサポートによって実現し、私は日々ごはんに、お布団に、珈琲に、ささえていただいてこの一ヶ月を過ごしています。

ここ、世代工房で展示会をさせてもらうには、たくさんの意味がありました。
まず、私にデッサンを叩き込んでくれた西村先生、先生から教わった事を、たくさんのかたに知って欲しい、そして、そのアカデミックなデッサンの原点は、「日常に美を」という民芸にあるという事、そういった流れを伝えたくて、お家のかたすみにひっそりとある、すてきな工房、世代工房さんで展示をしたいと、強く私が思ったのでした。

日常のとなりに、すみっこに、あしもとに、ころがっているたくさんの美になろうとしているものたち、それを、ひとのちからで、美術にする、そんな事をおしえてくれた、先生。

わたしは、16才からの5年間、はじめての美術を、このアカデミックな先生に、教えて頂いた事をいまになって、とても感謝しています。

f0076833_817894.jpg


美術家になるという事は、敏感に感動する力を持つという事、
感動力があれば、かんたんに美のカケラはみつかります。
さんぽのとちゅうの、愛らしい犬の表情や、
家で猫の見せる、なめらかな美しさや、そんなことを、つくり続けていけたらいいなと思っています。どんなに世界が動いても、ぶれないように、根の強い木のように。

たくさんのお客様が、彫刻にさわっていってくださいました。
f0076833_8165198.jpg

ハトムネのおきゃくさま、鳩のクブズと。
f0076833_8164816.jpg

月くん抱っこ、ガゼルのダマーニもうれしそう!
f0076833_8164126.jpg

イベントもいくつか行ないました。
詩人の三角みづ紀ちゃんとの詩と彫刻のライブ、
f0076833_8163762.jpg

友人アーティスト けもの によるケモノライブ!
f0076833_8162732.jpg


クリスマス、そして、あと2日、
ケモノ展の最後を、楽しもうとおもいます!
[PR]
by m_kirin30 | 2011-12-24 10:40 | 展示 | Trackback | Comments(6)

「ココにいるケモノ」

f0076833_2214377.jpg

12/9日から、神奈川県大磯町の世代工房さんで、「ココにいるケモノ」展を開催しています。
初日にも関わらず、寒い中足を運んでくださったり、木彫りを連れて帰ってくださったり、本当にうれしく思っています。
たくさんの想いの詰まった、この「ココにいるケモノ」展。
どれから話そうかなと考えると、まずはじめに、この展示で伝えたい事を、お話しようと思います。


この展示は、去年の11月、一ヶ月UAEに滞在し、動物たちと暮らし、スケッチし、記憶して、日本へ帰ってから制作したこの一年の肖像画です。

ココにいるケモノ達は、はなももファミリーと呼ばれる、UAEに暮らすステキな夫婦が、家族として共に暮らしている動物たちの肖像をつくってほしいと思ってくださったところから始まったのです。

f0076833_23235823.jpg

滞在中、無数のスケッチを描き、写真でなく、三次元の記憶でつくるのが一番だと考え、今回はほぼスケッチのみを頼りに、彫刻達をつくりました。
せかいのどこかで、であうはずのなかった生き物たちと、出会える、
たいせつな家族の肖像が、つくれる、
こんなに私にとって、うれしい仕事はありません。

この展示会で、伝えたい事は、たったひとつ、
「美と共に生きる」、ということ。
ここにいる、彫刻になった動物たちは、別に特別な子ではなく、あるひとつの家族の、ある日常の、その日の肖像、なのです。
そんな家族の風景を、まったく遠くの日本で、「ココにいる」体験をしてもらうことで、
彫刻になる事で、はじめて気がつける美があるということ、
だれでも、美とともに暮らしている、ということ、
そんな日々のトクベツでない美が、一番うつくしいんだということを、
ケモノ達といっしょに、からだで感じて欲しいと思っています。

f0076833_22141736.jpg


ことばは、それほどいらないのかもしれません。
ただ、いままで行なってきた展示会のなかで、いちばん
あったかい展示にできたとおもっています。
お近くの方は、ぜひ、とおもっていたけれど、
いまは遠くても、来て欲しいとおもってしまう、それくらい、
たくさんの方に体験してほしい、温度のある空間になっています。

この動物たちののっかったじゅうたんの上で、ひとりでも多くの方が、
砂漠の真ん中にねころがったみたいに、自由であったかい気持ちになれればいいなと、
今、こころから願っています。

f0076833_22145046.jpg


ぜひ、ゆっくり時間を持って、遊びにいらしてくださいね。
ワークショップは、ほぼ定員となってしまいましたが、
23日にクリスマスのライブ、「ケモノハウス」は、まだ空席がありますので、
ご予約は必要ですが、動物たちの前で音楽を聴ける素敵な空間にしようとおもっているので、ぜひ遊びにきてくださいね!
けもの
[PR]
by m_kirin30 | 2011-12-09 23:58 | 展示 | Trackback | Comments(9)

たのしむ

f0076833_13183094.jpg

一生かけて、ひとつのおおきな作品を作っていきたいとおもっています。
それは、動物たちの日常の風景と、さるとしての私たちの楽しい暮らしの食卓、
最後の晩餐会、動物版を、いつか土地を持つことができたら、一生かけて、ひとつづつつくっていきたいです。
いまつくっているひとつひとつの彫刻達も、その、おおきなたのしい暮らしのひとカケラで、
それを皆さんに届けていけたらいいなと思っています。
いつか日本中やせかいのどこかで、おおきな楽しい彫刻のひとカケラがそれぞれの家族と暮らしている、そんなゆめをみて、毎日木を彫っています。

f0076833_1319250.jpg


最近思うのは、くるしい、しんどい、たいへんだ、、と、毎日ため息をついて暮らすのは、楽だ、と、ふとおもいました。
心が痛んでいる時や、つらい時、もちろん生きていればどんな人にもおとづれますが、
苦しんで、生きる事は、誰にでもできるカンタンなことだとおもいました。
苦しみは大小あっても、なくならないし、つらかった、いたかった、と、人生の苦しみを語る事は、気持ちが楽になる事でも、あるとおもいました。

ほんとうにむずかしいのは、たのしむ事。
どんなつらいことがあっても、たのしんで、笑いながら、笑わせながら、たのしませながら生きていくということ。
死んでしまうくらいつらい事がある人の多い日本ですが、
そんなここだから、できるものづくりがあるはずです。
ひとが一番むずかしいのは、逆境から目をそらさず、さいごに笑いにかえる、ちからをもつこと。

くるしむのは楽だけど、たのしむのはむずかしい。

だけど生死をかけた最強のくるしみのなかでも、ねばり強く生きて、生きる事へのあこがれを捨てない、虫や、木や、動物たちを、たくさんたくさんみてきました。
その子たちの、かけた一生のうつくしさに、誓って、
たのしんで、彫刻の仕事を、生涯続けていこうと、今年の最後に、また改めて思いました。

f0076833_13184056.jpg


来週から、大磯の世代工房さんで、久しぶりの個展をさせていただきます。
私にデッサンのすべてを、生きる事や暮らす事、楽しむ事、たくさんのことをおしえてくれた恩師の西村先生のアトリエで展示会をさせていただきます。
期間中、滞在しながら、浪人時代に戻った気持ちで、デッサンや水彩や彫刻を、させてもらおうと思っています。

ココにいるケモノ はしもとみお個展  大磯 世代工房

f0076833_13193575.jpg


お持ち帰れる小さな彫刻もたくさん、さわってたのしめるおおきな彫刻もたくさん、絵もたくさん、
どうぞゆっくり遊びにきてくださいね!
ワークショップは、ほぼ定員となりましたが、若干数また空きがあります。
12/23日のけものライブ、おすすめです!


追伸
愛知県芸時代のともだち、シンガーのマツイアミちゃんの唄のPVに、水彩画で参加させて頂きました。
アミちゃんのすてきなあったかい唄声と、私はニャンコの水彩画を描いていますので、ぜひ見てみてくださいね!

[PR]
by m_kirin30 | 2011-12-01 13:57 | 日常 | Trackback | Comments(2)