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美術のしごと

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絵を描くのがすきな人はたくさんいます。
絵を描くのが得意な人もたくさんいます。
だけど美術の仕事を志す人は少なく、
特に作家の仕事を志して、仕事にする人は少なく、
作家業の中でも彫刻家を選び、生業にする人はさらにすくなく、
そのなかでも女性となると、超絶滅危惧種の存在でしょう。

美術の世界から社会を見て、まだ十数年ですが、
日本で美術の仕事を、特に作家業で生活していく事の難しさは、感じない日はありません。
好きな事を仕事にする、という言葉では、くくりきれないたくさんの思いがあります。

美術を仕事にする事が難しい事だからといって、あきらめる事は全くありません。
また、美術を仕事にするという事が難しいというのは、単に私が力不足だからなのでしょう。
そして、その力不足の美術家が、苦しいと口にする事で、美術の仕事は、とうてい無理、たいへんだと、若い学生や子供たちが耳にしてしまい、目指す人が少なくなってしまうのでしょう。

次世代のまだ見ぬすばらしい力を持った美術家のためにも、私たちは胸を張って、美術の仕事を勧められるよう、文化をつくっていかなければならないし、ひからびた土壌を耕さなければならない、
プロフェッショナルとして稼げる仕事を増やしていかなければならない、
ほかの土地で稼いで美術をするのではなく、自分の土壌で稼げる手段を見つけなければならない。
そのためにはたくさんの作家たちで協力して、日本の美術を、よりよいものにしていこうと、そう思います。
自分の獲得した土地を独り占めするのではなく、他の土地の富をもらって生きていくのではなく、そこを耕し、木を植え、動物たちを呼んで、集まる場にしていく、そういった見渡せる目を、私たち美術家こそ、養っていかなければならない。

今回大きな個展を開かせていただき、たくさんの方に彫刻の動物たちを見ていただくきっかけになりました。
私は表現として動物を扱っているのではなく、この同じ地球に生きていた、美しい、愛する生き物たちの姿を、のこして伝えていく方法を探して、美術の世界にたどり着きました。

たどりついた島がどんな世界でも、私はこの土地を愛し、耕し、大きな木になって、たくさんの生命を育てていきたい、そんな風に思います。
2014年のはじまりは、そんな、これからの事をたくさん考えるものでした。
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展示風景 猫のムウちゃん
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立体動物図鑑
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木馬のワークショップ
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動物たちの晩餐会
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UAEのなかまたち
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彫刻のふれあい動物園
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会場でスケッチ大会
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動物たちからの手紙、展示風景。

一宮市の広報番組でも取り上げていただきました。


ワークショップ、イベント等もつづきます。

どうぶつを彫る-揺れる木馬  NHK文化センター名古屋教室


『ヤネウラット森の文化祭2』 ~みんなでつくる大きな木~
【とき】2014年4月5日(土)14:00開場 14:30開始
【ところ】アジール 〒511-0411 三重県いなべ市北勢町京ケ野新田97-8
     ※駐車スペース多数有り
【定員】30名 (定員達し次第受付終了 キャンセル待ち有り)

【ワークショップ 】
画家 くまたにたかし
彫刻家 はしもとみお
【おんがく】
ポチとolive
演出:渡邊春菜



5月18日〜6月21日
東京 ギャラリーKISSAさん 「いぬねこ島へようこそ」個展
by m_kirin30 | 2014-02-25 22:06 | 展示 | Trackback | Comments(5)