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一番好きな場所

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1日、1日を、最善のかたちで繰り返し乗り越えていくということを、日々の目標にしています。
人生のおおきな軸さえ決めたら、あとはどのように葉をのばしても自由だ、というような感覚で、あまり遠くの未来を憂うことのないようにしています。
朝起きたらその日の暮らしを自分にとって一番良かったと思えるように過ごし、眠る、それの日々の繰り返しの連続が、やがておおきな一生のそのひとのかたちを決めていくのでしょう。日々の葉のシルエットが、やがてはその巨木の姿を形取るように。

「この世は、じぶんを探しに来たところ」と言ったのは河井寛次郎さん
「この世は、じぶんを完成させに来たところ」と言ったのはサン=テグジュペリ氏。
私は、というと
「この世は、じぶんを作りに来たところ」という感覚です。

自分のやわらかなおおまかな輪郭を、内からも外からも形作り、自分の人生を良くも悪くもとっても好きだったと思えるように、日々形作っています。

世界で一番好きな場所は、と聞かれたら、迷わず「私のアトリエ」と答えるでしょう。
アトリエは、自分の目で物を見つめるところ
自分の心で感じるところ
自分の言葉で、話せるところ
自分のものを作れるところ。
私にとってこれほどの場所が、世界中どこにあるというのでしょうか。

世界で一番好きなことは、と聞かれたら、迷わず肖像彫刻と答えます。
それは最愛の動物たちと触れ合える時間であり、私の一生をかけた大切な仕事でもあり、人生の形そのものが彫刻だからです。

よく、好きなことを仕事にするのは嫌だ、好きなことをお金に変えるのは何か違う、という言葉を聞きますが、
仕事にしたくらいで好きが好きでなくなるはずがありませんし、
仕事というのは突き詰めていくと本当にやりがいのあるものです。
制約や制限のその先に、自由があって、好きな事を自由に表現して仕事ができる日がやってきます。
プロであっても、趣味で絵を描く人と同様に、絵の事が本当に好きで、なにもビジネスとしてだけ絵と関わっているはずがありません。
絵が好きで好きで、どうしようもなくて、それしかなくて、そこだけが社会や人とつながれる場所で、それを仕事にしている。そんなひとが、生涯画家であるはずです。

私は彫刻の事が世界で一番好きで、その好きは本当に負けない自信があります。
この大好きなアトリエで、最高の仕事を残していく事に、自分の時間を丁寧に費やしていきたいです。その中に、とても平穏な日々の暮らしがあれば、それで十分です。
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一年で、本当に少しの数しか、彫刻というものは作る事ができません。
ひとの一生は彫刻を知るにはあまりに短く、1000年生きても飽きる事はないでしょう。それだけ地球上には、まだまだ美しいいきものがひしめいています。
来年もまだ見ぬ子たちをせいいっぱい作りたいな、と思っています。毎年こう思っても、年末に、残せた彫刻たちの数を見て、手が8本あったら、、、と思うばかりです。

愛犬の月くんが14歳を迎え、少し衰え、今は日々を充実したものであるように、よく月くんを見ていようと思っています。

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来年度の展覧会予定です。各地回りますので、お近くの際にぜひ彫刻になってくれたどうぶつたちに、会いに来てくださいね。
詳細は追って順にまたお知らせいたします。


2017~

三重県 喫茶tayu-tau 1/17-1/30 個展

神奈川県 今古今 2/15-2/24(二人展)

東京都 巣巣 3/24-4/2 個展

愛知県岡崎市こども美術館、4/22-6/25 個展

福岡県スピタル箱崎 (7月後半予定) 個展

静岡県weekend books 7/2-16 個展

東京都ギャラリーKISSA 8/11-9/10(三人展)

広島県三良坂平和美術館、9/16-11/5 個展

愛知県名古屋市ヤマザキマザック美術館11/24-2018,2/25 個展

2018~

山形県酒田市美術館 2018,3/10-4/22 個展

熊本県長崎書店(5月予定) 個展







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by m_kirin30 | 2016-11-27 19:37 | 日常 | Trackback | Comments(2)