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砂漠の真ん中で

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海外にはじめてきた私は、日本をいま外側から感じています。
ちょうど絵を描く時も、輪郭を外から決める時があるように。

アラブの砂漠の真ん中で、はるかかなたにオマーンの山々が見える、視界をさえぎるものはなく、みわたすかぎりの砂がただ、ひろがっているだけ。
はじめてきた外国が、こんなにすてきな人や動物たちとの出会いであふれているのは、本当に幸運なことだったと、心底思います。

いまをちゃんと生きるということ。
それは、わたしにとっては、いまをちゃんと描くということ。
いまを、ちゃんと刻むということ。
それがわたしにとって、いちばん自由でいちばんいい人生なんだと、
こころからそう思います。

無名のわたしだけど今の仕事が心底好きです。
人と出会い、人をつなぐ動物たちと出会い、動物たちとふれあい、一緒に作り上げて行く、美術。
言葉が通じない異国でも、学をもたない文字の書けない人々でも、
何も知らない小さな子供達でも、わかりあえるいきものたちの美しさとあいらしさ。
それをつくるためなら、どんなものでも捨てよう、ほしいものは、ただ、目の前にいる動物たちを作れる時間、それだけです。

きっと人って、「時」以上に価値のあるものなんてあるのかなあ、
いまじぶんの細胞にどんな記憶を残したいか。
それだけだとおもいます。
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砂漠の真ん中で、動物たちと心行くまで遊んで、絵をかいて、彫刻をして、一日が過ぎる。
わたしの10年前のぞんでいた仕事に対する夢が、かなった、その先は、果てしない鍛錬の道。
どこまでも進んで行けたらいいな、
だれもみたことのないリアルな彫刻を、
この手で作れたらいいな。
そう思います。
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写真がいつもよりどれも素敵なのは、
いまお世話になっているおうちの奥様が、ぜんぶ撮ってくれたものだからです。
たからものの写真がたくさん増えて、
あっというまに2週間が過ぎて行きました。
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by m_kirin30 | 2010-11-19 01:26 | すてきなところ
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