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earthquakes

3月11日に、大きな地震が日本を襲いました。

東北、関東の方々、一日にしてすべてを失ってしまう地震で、つらいおもいをされていることとおもいます。少しでも、私にできる事は、と思い、この日記に書く事にしました。

先日書いていた日記、母親から事実でない事は書かないほうがいいと言われ、私の記憶があいまいなせいで、何が真実か分からないまま書いてしまって、もし事実ではないことがあったとしたら、深くお詫びいたします。

私の住んでいた実家は、尼崎市というところ、阪神大震災の、最も被害の大きかった地域のひとつです。奇跡的にも、家族全員は無事でした。
だんだん明るくなっていく夜明け、いつもの夜明けとはまるで違う、街の景色はまるで戦後、死のにおいがする景色に、声を失いました。
私は悪くて辛い記憶しか残っていませんでしたが、
母からの知らせで知ったのですが、近所の人は助け合い、結束して復興へ支えあっていたそうです。

勉強に勉強を重ねて18年間生きてきたお兄ちゃんが、入試を明日に控えていたのに、家族のために水をくんできてくれました。なんどもなんども。
困難な時にこそ、正しい行動をとる、そんな事をお兄ちゃんから学びました。

近所の方々の訃報を聞き、学校でも聞き、最も辛かったのが、動物たちの訃報。
飼えない、という理由からや、避難所に連れて行けない、という理由、
どのような理由も幼い私には理解できず、
当時の私は深く傷つき、獣医になりたいという夢も、それまでやってきた勉強も、すべて途端に失ってしまいました。

それでも10年、あくせく生きてきて、うちは両親ががんばってくれたおかげで、兄も私も、大学を出て、好きな仕事を今は続けています。
死を目前に体験したからこそ、自分の人生を生きる事、自分にしかできない仕事をする事に誰よりもハングリーになれたのだと思っています。
だから、生きているなら、何があっても大丈夫です。
亡くなった方の分も、生きている者は、正しく生きなくてはいけない。

何もできないと思う遠方の方も、そんな事は決してありません。
お金や物資が送れない人も、応援メッセージ、手紙、寄せ書き、どんな小さな祈りでも、被災者にとっては生きる力になります。
カップ麺より、おにぎりと手紙を。
精神的な救いほど、体を健康にしていく強いエネルギーになります。
どうか、なにもできなくても、祈りましょう。
生きている方がひとりでも多く救われる事、
生きていた方達がまた、前のように暮らせる日が来る事を。


動物たちすべて、足で立つしかない生き物たちには地震は襲いかかります。
地球にとっては、身震いくらいの小さな現象でも、生き物たちにとっては生死をかけた災害です。
人も、ペットや家畜、動物たちも、助け合い、命をひとつでも多く救いたい、
避難所の外の運動場などで、ペットをつないでおける設備などを作る事などして、動物たちも救いたいと思います。
ペットフードの救援物資もどうか届いていますように。
自分にできる事を考え、行動をして行きたいと思っています。
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by m_kirin30 | 2011-03-12 12:00
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