
昨年10月に行ってきたUAE、たくさんのスケッチとともに帰ってきて、ようやく、本格的にアラブの動物たちをつくりはじめています。
たくさんのスケッチも大切ですが、写真より、スケッチより、記憶。
脳というちいさなハードディスクには無限大の情報がつめこめる。
情報だけではなく、希望も、欲も、なんとでもつめこめる四次元ポケットを、みんなひとつづつもっていると思うと、すごいです。
超高性能ロボット、にんげん。
無限のハードディスク、
からだの自動再生機能、
心臓の超持続バッテリー
こころの感情機能
何兆円の開発費を使っても決して作れない、いのちのロボ。
そんなすごい命をもらったなら、最大限にこの力を使わないと!
と、むかしドラえもんを読んでいて思ったことがあります。
自分の実体験の記憶ほど、強く鋭いものはありません。
その刃物のような鮮やかな記憶は、木を美しく切り、彫り、削り、
リアルな彫刻をいとも簡単に彫りだしてくれます。
たいせつなのは、たしかな記憶。
こころの感動、うつくしいものを気づいた喜びや、しあわせ。
寒かったり、痛かったり、苦しい中での発見。
そんな感情の動きが、記憶をより強くクリアなものにしてくれて、
彫刻をする時に、いちばん大切な要因となるのです。
なので私は記憶を絶対的に信じています。

彫り上げるのは、記憶が確かなら、そう困難なものではありません。
美を発掘する記憶作りのほうがいちばん難しいので、
すーっと、あとは自然と、木の中にある形が現れてきます。

どんどん、どんどん。
自分でもよくわからない集中力があらわれて、
どんどん動物たちが現れてきます。
気がついて、
ふっと一息、
アトリエを見渡すと、
あたり一面の動物たち!
こんにちは。
はじめまして。
この、くりかえしです。

こわれても、こわれても、つくってきた。
人間は、つよくかしこく、地球と共存してきた。
困難なときほど、つくりたい、という思いがあふれてとまりません。
今にしかできないものが、きっとある。
たのしい記憶も、苦しくて辛い記憶も、
どちらも大事なエネルギー源。
どんな感情でも、いいものを作る方向へ向けていくこと。
いまは、つくりてにとって、それが試されているような気がしてなりません。
3月19日から20日、
月が地球に大接近。
スーパーフルムーンというそうです。
スーパーなパワーをもらって、がんばろうとおもいます!