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ボーナスステージ

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あした地球がおわるとしたら、何がしたいか、と考えると、
すきな音楽、すきな美術をあつめて、すきなばしょで、たくさんのお料理をつくって、一夜限りの晩餐会が開きたい、とおもいます。
最後の晩餐、は、だれしもの夢なのかな、とおもいます。

でももしかしたら、いまのこの世界が、ボーナスステージなのかも、ともおもいます。
いちどやりのこした一生があって、もういちど、やり残した事をやってこいと、たのしめと、この世界に送り込まれてきた、ボーナスステージ、だとしたら、どんどんやっていかないと、またタイムアウトだな、とも思います。
死んでも死んでも生き返った、マリオとルイージのように、元気いっぱいでがんばっていきたいとおもいます。

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最近よく考えるのが、プロフェッショナルと、アマチュア、違いなんて無いんだ、という事。
時に中途半端なプロとしてのプライドが、いいものづくりを邪魔することもあります。

プロが忘れがちな事はたくさんあります。

ひとつめが、「飢え」のちから

つくりたくても、つくる時間がない、そんな時に、つくりたい、つくりたいという「飢え」が、時として素晴らしい力を生みだすことがあります。
日々、飢えに自分を追い込んでいかないと、勝てない、そう思います。

ふたつめが、「遊び」のちから

遊びながら、たのしみながら、つくることは、だんだん怖くなってきます。
慣れてくればくるほど、失敗が怖くなり、失敗を頭で避けるようになり、そのせいでまとまった、おもしろくないものができたりもします。
確かな技術の土台のもとに、ギリギリのハンドルさばきで、遊びにいける人のつくるものは、かっこいい、おもしろい、そうおもいます。

みっつめが、「無知」のちから

知る事は、恐怖を知る事でもあります。
失うものの事を考えて怖くなったり、もうだめだとあきらめたり、知れば知るほど、頭の中でしかものごとを考えられなくなり、結果を考えずにはいられません。
だけど、だいじなのは、何がおこるかわからない、ということ。
「無知の知」ということばのとおり、なんにもわからないのだ、といつでも思っていないと、負けてしまう、とおもいます。

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要は、子どものようなフワフワのこころとからだでいる事、
いつでも新鮮に、学んだその先に、また学ぶ余地をみつけて、すすんでいく、限界を超えて、苦しんだ先に、笑っていく、そうやって作っていきたいと思っています。

毎朝、あたらしいステージにたったマリオの気持ちでいます。
どうみんなを楽しませながら、遊びながら、慎重に、スピーディーに、いのちを増やしてがんばっていくか。
ボーナスステージは、たのしむために、たのしませるために、あるのだ、とおもって。

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12月の神奈川県大磯 世代工房さんでの、「ココにいるケモノ」展詳細です。

開館日 12/9、10、11、16、17、18、23、24、25日
その他の日にも開館できるので、お問い合わせ下さい。
info@sedaikobo.com
0463-61-9622



はしもとみお彫刻展
UAEでであった動物たちをモチーフとした彫刻や、ドローイングを約60点展示いたします。
関東圏ではUAEの動物たちはこれが最後の展示機会なので、ぜひ遊びにきてくださいね。

2012年
東海地方巡回展1/27〜2/14 名古屋ミュシカ
関西地方巡回展5/17〜5/26 星ヶ丘洋裁学校

お近くの展覧会に、ぜひ遊びにきてくださいね。
全会場、それぞれ違う彫刻達をならべたり、内容も変わっていきますので、3会場遊びにきてくださってもたのしめる巡回展にしていこうと思っています!
by m_kirin30 | 2011-11-17 21:36 | 日常
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