ほんとに最後の卒業制作を春から制作中です。彫刻科の卒業制作は、たいてい一年かけてじっくりと創ります。私は大学院に入る前からつくりたいものを決めていたので、二年かけて、一つの作品を制作中です。
こんなに集中して制作ができる時間は、二度と来ないと思います。
同級生も、就職したりバイトしたりで、みんな仕事をちゃんとして、そのあいまに彫刻を頑張っています。
「いまやらねばいつできる、わしがやらねばだれがやる」
といったのは、平櫛田中という木彫家です。
くじけそうなときも大変なときも、この言葉をこころにおいて、制作してきました。
最後の卒業制作で、納得いくものができるように頑張って行こうと思います。
「家族の食卓」 制作風景