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いきものを家族に迎えたことのある人たちへ

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人間とは違ういきものを家族に迎えたことのある人は、特別な経験をしている人が多いです。
それは、大切な家族を、見送ったことがあるということ。
血の繋がらない、言葉の通じない、姿形も違う、されど愛おしい、いきものの家族たち。
犬や猫、鳥やうさぎ、お魚たちやほかのいきものたちの家族も、きっといることでしょう。
死は、生きとし生けるものすべてのものに必ず訪れる瞬間で、その瞬間に他者とその者は二度と同じ姿で出会うことはなくなります。ただ命は物質なので、形を変えて、空間の中で出会っていることもあるでしょう。
死の瞬間の前にはいつも健康を祈り、老いや病気に心を痛め、1日でも共に過ごしたいと願います。
しかしいきものの家族たちは、おおよそ人間より寿命は短いので、その命が終わるときに同じだけ年をとった自分が、見送ることになります。犬や猫なら15年くらいでしょうか、20年近く一緒にいる場合もあり、彼らは学校にも行かず一人で出かけることもないので、おおよそ人間の家族より長い時間共に過ごしていることでしょう。

瞬く間に成長し、いつしか自分より年老いていく彼らの存在は、私たちにいつも生への憧憬を見せてくれます。
かけがえのない存在になった彼らを、見送ることが飼い主の使命であって、誰しも経験する別れがあります。
深い痛みを知った私たちは、今この瞬間生きていることを、一緒に笑えることを、心から愛しいと思うことができるでしょう。
新しい家族を迎えたときには、いつでも一番初めに飼っていたその子のことを思い出し、その子にもらった幸せの恩返しを、新しい家族にむかう愛情で示していくことでしょう。
自分と種のちがういきものの家族をむかえ、見送ったことのある人たちへ
日々、瞬間瞬間の泣きたいほどの美しさとかがやきを、彫刻にこめて届けていきたいと思っています。

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今年は販売込みの展覧会が全国各地でたくさんあり、毎日たくさんのちいさな彫刻たちを作る日々です。
下記の予定以外にも、現在 おかげ犬展(三重県 伊勢)や、ねこ休み展(全国巡回中)、猫まみれ展(目黒雅叙園)にも出展中です。ぜひお近くの際は遊びにいらしてくださいね。


5/1~5/27    長崎書店 熊本県 個展 

6/2~6/17    岩田商店 三重県 二人展

7/14~9/9    郵政博物館 東京都 個展

9/22~12/2    平野美術館 静岡県 個展

10/14,15    もみじ市

11/2~11/25  ギャラリーキッサ 4人展

12/11~12/16   月の庭 三重県 個展








by m_kirin30 | 2018-04-14 21:18 | 日常
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