ドンちゃんとの出会いは、先輩の木彫アトリエに行った時のことでした。アトリエの隣のうちから、こっちを見ながら、じっとだまって座っているドンちゃん、その凛々しい横顔は、忘れることができません。ドンちゃんに会いたいから、その木彫アトリエに通わせてもらい、ドンちゃんの彫刻をいくつも作りました。

最初につくったドンちゃんは、今思えば一番、ドンちゃんらしかったように思います。

干支がちょうど犬だったので、ドンちゃんをモデルに年の初めに15体もミニドンちゃんをつくりました。

ドンちゃんはいつもやさしくて、どっしりと座っていてくれました。

ドンちゃんは9歳まで飼ってくれた飼い主さんと、9歳から18歳まで飼ってくれた飼い主さん、二つの家族が、ありました。そして、二つ目の家族のもとへ来てちょうど9年目の11月18日、ドンちゃんは、天国へ、旅立って行きました。
ドンちゃんの頭はもこりとしていて、山のようでした。今でも山を見ては、ドンちゃんのことを思います。ドンちゃんは、立派に18年間も生きました。
命が消えて行く時は無条件に哀しい、ですが、ドンちゃんは、それと同じくらい、感動を、くれました。

最後のドンちゃん、クリスマスまで一緒にいられなかったけど、サンタクロースにしました。
みんなに愛されたドンちゃん、おつかれさま、ゆっくり、休んでね。