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2011年 02月 18日 ( 1 )

木を彫るちから

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名古屋のミュシカさんで先日木彫りのワークショップをさせて頂きました。
もう何度目でしょうか、いつも満員でほんとにうれしく思っています。

みなさん、はじめてのかたばかりなので、木を彫る事が新鮮な様子、
「かたい」
「3時間があっという間」
「おなかがすかないほど集中する」
「むずかしい」
などなど、新鮮なことばをたくさん話してくれて、私もいつも楽しくて仕方ありません。
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木を彫ること、作品を作る事はいろんな「ちから」がいります。

みるちから
形をかんじるちから
集中するちから
どこまでも進むちから
考えるちから
作る事をたのしむちから
終わらせるちから

どんなに小さな彫刻でも、ひとつ完成させるのにはほんとにたくさんのちからがいります。
ちいさなちいさな「素材」が、「いきもの」になる瞬間。
自分の手から、ふっとはなれて、ひとりでトコトコ歩いて行くような感覚。
そんな感動を、ものづくりは毎日教えてくれます。
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はじめて作った時の感動、あたらしいいきものとの出会い。
幾千と彫刻を作っていってもきえる事はないでしょう。
たくさんのひとに、木を彫るたのしさ、子どもに帰る感覚、集中するものづくりの時間、手を使う大切さ、伝えて行けたらなと思っています。
今年は東京でもワークショップを実現しようと思っているので、たのしみにしててくださいね!

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p.s
美術を始めようというひとへ、
美大受験生のひとへ、
いつもこの時期、10年前のどん底だった自分を思い出して哀しくなります。
美術で大学に入るのは、苦しく、自分自身が嫌いになってしまうくらいつらいときがあります。
だけど、受験も、ほんとは戦いじゃない。

世界へ向けて、自分の作品を発表できる、「初舞台」だと思ってほしいです。
第一歩目の作品を、自分の気に入った最高傑作で迎えられるように、
誰かとの戦いでなく、自分自身と向き合って、いい作品を作ってください。
ひとりでも多くの美術家の卵が、かわいい命になってかえる日を、とっても楽しみにしています。
by m_kirin30 | 2011-02-18 22:51 | イベント